霞外籠逗留記

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耽美なる迷宮に囚われる快感。美しき「異界」の誘惑

「最近のゲームは軽すぎて物足りない」
「心に深く刻まれるような重厚な物語に飢えている」

そんな悩みを持つ貴方へ。

本作『霞外籠逗留記(かげろうとうりゅうき)』をプレイすれば、貴方の日常は一変する。

読み終えた後、ふとした瞬間に「あの旅籠の廊下の匂い」を感じてしまうような、強烈な没入感がここにある。
これは単なるゲームではない。
一生モノの「読書体験」なのだ。

管理人の評価

合計68.50点

シナリオ:3.8
ビジュアル:3.8
音響・音声:4.0
システム:4.4
実用性:2.6

一言:大正浪漫の香気と、人ならざる者たちの情念に焼き尽くされる、至高の文芸エロゲ

作品概要とターゲット

まずは基本情報を整理。

ブランドraiL-soft
リリース日2008年7月25日
ゲームジャンルヴィジュアルノベル(和風伝奇AVG)
原画めいびい
シナリオ
声優天水るみ(令嬢)
香澄りょう(司書)
歌織(渡し守)
愛原瑞生(琵琶法師)
草柳順子(お手伝いさん)
ジャンルお嬢様・令嬢 / ミステリー /
和服・浴衣 / ファンタジー /
シナリオゲー / 音楽がいい / 世界観がいい
  • このゲームはこんな人向け:
    ・三島由紀夫や泉鏡花のような、耽美で硬派な文学世界が好き
    ・「可愛い」よりも「妖艶」「神秘的」なヒロインに翻弄されたい
    ・圧倒的なテキスト量と、重厚な雰囲気作りにこだわりたい
    ・豪華声優陣の、魂が震えるような「演技」を堪能したい

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千と千尋の神隠しを「大人向け」に煮詰めたような、圧倒的異界感

舞台は、大正から昭和初期を思わせる、巨大で奇妙な旅籠。

延々と続く廊下、水路、そして古紙の匂いが満ちる図書室。
この「場所」そのものが、一つの生き物のようにプレイヤーを飲み込んでくる。

記憶を失った主人公が、この異界で出会う女たち。
特にメインヒロインの「令嬢」との関係は、甘い恋などという生易しいものではない。

「心と心の乱高下」が激しすぎるのだ!

互いに利用し合い、傷つけ合いながらも、気づけば手を取り合わなければ生きていけない。
そのヒリヒリするような愛憎劇は、クリックする指を止めさせてくれない。

謎が謎を呼ぶ構成も秀逸で、令嬢ルートを終えた後に残る「あの違和感」が、貴方をさらなる深淵(他ルート)へと引きずり込むだろう。

読書好きにはたまらない作品

本作はノベルゲームだけあってテキスト量はかなりのもの。

あくまで管理人の概算ですが総プレイ時間に1分で読める文字数をかけると57万~86万文字となりました。
タイムウォッチを押したりメモを取る作業があることを考えて少ない57万文字だとしても、文庫小説5~6冊分のテキスト量になります。

正直普段から新聞、本を読まない人にはかなり苦痛のゲームでしょう。

「めいびい」氏が描く、静謐さと狂気が同居するヒロインたち

本作の最大の功労者の一人は、間違いなく原画の「めいびい」氏だ。

後に一般漫画界でも大成する氏の描く女性たちは、単なる記号的な「萌え」ではない。
そこには「体温」と「情念」が宿っている。

  • 令嬢(CV:天水るみ):凛とした高潔さと、内側に秘めた脆さ。そのギャップに、保護欲と征服欲を同時に掻き立てられる。
  • 鬼女(CV:香澄りょう):血の匂いを纏う司書。今もなお第一線で活躍する香澄氏の「知性的かつ危うい」演技は必聴だ。
  • 琵琶法師(CV:愛原瑞生):神域の音色を奏でる浮世離れした存在。
  • お手伝いさん’s(CV:草柳順子):驚くべきことに、個性豊かな彼女たちを一人で演じ分けている!エロゲ界ではベテラン・草柳氏の職人技を堪能せよ。

立ち絵とイベントCGで時折見せる表情の差異も、むしろ「人間が持つ多面性」としてこの世界観に馴染んでいる。

抜きどころを超越した、魂を削る「官能の儀式」

正直に言おう。
本作の「実用性」評価が低いのは、決して内容が薄いからではない。

「抜くこと」を目的とするには、あまりに情念が強すぎるからだ。

しかし、だからこそHシーンの「密度」は凄まじい。
特筆すべきは、令嬢もどきとの「狂気的なプレイ」や、監禁状態での「寸止め」。

これらは単なるエロではなく、物語の重要なピースとして機能している。

効果音のこだわりも変態的(褒め言葉)だ。
船を漕ぐ櫂の音、宴の喧騒、そして耳元で囁かれる息遣い。

これらが重なり合い、プレイヤーの脳を直接揺さぶってくる。

「実用的」という言葉より「官能的」という言葉が相応しい、大人のための夜がここにある。

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襖(ふすま)を開くたびに深まる、職人こだわりの演出

システム面を見ると、一般的な機能は揃っている感じです。

選択肢の表現が凝っており、ふすまになっています。

世界観と合っていて非常に良い。
作品の世界観を壊すことなく、プレイヤーをさらに深く物語へと没入させてくれます。

印象的な服装・プレイ内容

作中で印象に残った衣装は
・着物
・令嬢の普段着
・メイド服
と目の引く衣装は少なかったです。

印象的なプレイ内容を書き出すと、
・連続射精(まさしく精根尽き果てる)
・寸止めプレイ
・百合(司書×法師)
・近親相姦(姉×弟)
とこちらもマニアックなプレイは拝めませんでした。

読むアダルトゲームなのでCGよりも基本文字で表現しているのですが、一応文字だけでは
・触手プレイ(CGもあるけど生々しいものではない)
・お手伝いさん5人による青年輪姦(こちらも裸になるくらいのCGのみ)
がありました。

抜き専門にするならこのあたりのCGをしっかり描写するのでしょうが、これからもわかる通り硬派なゲームでしたね。

攻略情報・攻略時間

選んだ選択肢によってルートが分かれるタイプ。

大事な選択肢は

■3回目の選択肢
『令嬢の誘いを受ける』『図書室へ行く』
左でCG回収、右で司書ルートのフラグが立ちます
基本右を選ぶのですが、左でCG回収してからロードして右に進むのもあり。

■5回目の選択肢
『法師に撥を届けてやる』『酒場のお手伝いさんに預ける』
左で琵琶法師ルートのフラグが立ちます。

■6回目の選択肢(分岐)
『令嬢のことだった』『図書室の鬼女のことだった』『琵琶法師のことだった』
3回目、5回目でフラグを立てておくことで司書と法師の選択肢が増えます。

ここが一番大きな分岐になりますので目立つところにセーブしておきましょう。

それぞれのルートであと1回選択肢が出てきますが、トゥルーエンドがバットエンドの選択肢になりますので自力で選びましょう。(まぁ左が正解、右がノーマルって感じですね)
 
 
霞外籠逗留記の攻略時間は

22時間54分26秒(内エッチシーン3時間13分51秒)でした。

総プレイ(読書?)時間に対し、エッチシーンは14.1%。
圧倒的に通常パートを読んでいる時間のほうが長いです。

簡単に攻略時間の経過です。

共通パート(分岐になる6回目の選択肢まで) 3:50:33
令嬢終了時 10:28:26(+6:37:53)
司書終了時 14:43:14(+4:14:48)
法師終了時 19:20:26(+4:37:12)
渡し守終了時 22:54:26(+3:34:00)

分岐までが4時間弱。
令嬢のストーリーが6時間半に対し、他のルートは4時間前後となっております。

総評:本音のまとめ

本作は万人受けするゲームではない。
難しい漢字が並び、哲学的な自問自答が続き、Hシーンよりもテキストを読んでいる時間の方が圧倒的に長い。

今の時代、これほど「不親切で、高潔な」ゲームは珍しいだろう。

だが、だからこそ。
23時間をかけてこの旅籠を旅し終えたとき、貴方の心には、他の安易なゲームでは得られない「何か」が確実に刻まれている。

静かな休日に、部屋の明かりを少し落としてプレイしてほしい。
貴方もきっと、この『霞外籠逗留記』という迷宮から、抜け出したくなくなるはずだ。

さあ、貴方も旅籠の門をくぐってみないか?

管理人が好きなシーン2選

①最後に管理人が選ぶここが好き!

ボリューム最大にして10回くらいリピートした!

②お手伝いさんに囲まれてるとこも当然好きよ。